ミンティア太郎のブログ

ミンティア中毒の女が書く雑記

下着を買おう! アラサーからのオッパイ見直し大作戦

アラサーと呼ばれる年齢になったばかりの頃、やたら「痩せた?」と聞かれる時期があった。ちなみに実際の体重は変わっていない。

当時の私は、ブラトップなどのカップ付きインナーを愛用し、たまに買うブラジャーも上下1,980円などの激安商品ばかり。試着もせず購入し、ガンガン洗濯機で回して、ワイヤーが飛び出してきたら買い替え、というクソったれズボラ女だった。

そんな私は周囲からの「痩せた?」攻撃で気づく。乳が垂れてきて、デコルテ周りが貧相になっているということを。 

図にするとこんな感じだ。

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危機感を感じた。このままの生活を続けていたら、取り返しのつかない垂れ乳になってしまう。というか既に垂れ始めているのだ!すぐさま私はネットで検索する。「垂れた胸 戻す方法」。

結論から言うと、一度垂れてしまった胸を元に戻すのは困難なようだ。では、この避けられない自然現象とどう付き合っていくべきなのか。せめて、これ以上オッパイが垂れないように少しでも抵抗したい。何か方法はないのか。

ん?胸筋を鍛えるエクササイズ?筋トレ?…うん。分かるよ。しんどいとか、やりたくないとかじゃないよ。いやホントホント(動揺)。でもさ、今言ってるのはそういうことじゃないんだよねー。なんつーかもっと根本的なこと…。そう。毎日つけている下着。24時間オッパイを支え続けているこの下着を見直す必要があるのでは? 

そう思い立った私は、アラサーになった自分へのご褒美()も兼ねて、大手下着メーカー、ワコールへと赴いたのであった。

 

※これは一個人によるただの感想および回想録です。当たり前ですが、こうすればバストアップが叶う!というようなハウツー記事ではありませんので、あしからず。

まず、値段の高さにビビる。というかチビる。

そこにあったのは、繊細かつ大胆な刺繍が美しく、身に着ければきっとラグジュアリーな気分に浸れるであろうブラ&ショーツのオンパレードであった。今まで、安くても見た目は可愛いブラを選んできた私は、まずそのビジュアルに心惹かれた。

「私もアラサー。つまりいい大人。こういう上質な色香漂う下着を1セットくらい持っていても…。」ふと値札に目をやる。どれどれ。ブラが税込9,396円、揃いのショーツが4,860円。合計14,256円…!?

なんで?なんでブラの値段がこんな中途半端なん!?パンツの方はキリがいいのに…。じゃなくて、高ぇーーーー!!!!!!

正直、予算オーバーだった。私はいつも上下1,980円、下手すりゃ980円の下着をつけているのだ。7,000~8,000円出せば上等な下着が買えると思い込んでいた。ところがどっこい、それではブラジャーすら買えないではないか。こんなの下着に出す金額じゃねぇ!!帰る!やめやめ!二度と来るかこんな店!お高くとまりやがってよぉおお!

踵を返そうとした瞬間、店員さんに声をかけられた。

「何かお探しですか?」

お決まりのセリフである。ワコールに来てんだ。下着探してるに決まってるじゃねーか。などと内心では声を荒げていたが、実際は

「あ、えっとー。なんかー。胸の形がキレイに見えるブラが欲しくってー…」

と、常識人(ちょっと頭は悪そう)の返答をするアラサーの私。

店員「そうなんですねー。お客様、当店でサイズを測って頂いたことはございますか?」

私「いえ、ないです。」

というか、ここ数年ブラのサイズなど測った覚えはない。店員に言われるがままフィッティングルームに入る私。

 

あなたが思うより、あなたの乳はデカい

服の上からトップとアンダーを測ってもらったあと、店員は私に尋ねた。「今つけていらっしゃるブラジャーのサイズは分かりますか?」

私「〇〇です。」

店員「アンダーは今と同じでよさそうですが、カップ数はもう1サイズ、ものによっては2サイズ上げた方がいいかもしれませんね。」

まじで!?2サイズも上がんの!?私って思ってたより貧乳じゃないんやー♪などと小躍りしたくなる気持ちを抑え「あ、そうなんですか。」と平静を装い返事をする私。

店員「今回お胸がキレイに見える下着をお探しということでしたね。少々お待ちいただけますか?」

しばらくすると2つのブラを持って店員が現れた。1つは、アンダーが今と同じでカップ数が1つ上のもの(Aとする)、もう1つはアンダーが今より1段階上で、カップ数は2つ上がるもの(Bとする)だった。

 

いいブラを付けた時の、見た目の変化に驚愕する

Aのブラから試着してみる。自分なりに装着した時点で、すでにオッパイがグッと持ち上げられている感覚があった。そして店員を呼ぶ。店員に直接触ってもらって、正しい装着スタイルに仕上げてもらう(事前に、触っていいかどうかちゃんと聞いてくれるよ)。脇肉を寄せて~収めて~。ストラップを調節して~。すると、なんということでしょう!オッパイの安定感がすごい。しっかりホールドされているのに苦しくないし、逆に胸が軽い。ブラを付けてない状態よりラクかもしれない。こんな感覚は初めてだ!

そのまま今度は服を着てみる。横から見た感じを鏡で確認する。

オッパイのトップの位置が明らかに高くなった!デコルテも貧相じゃない!

これには本当に感動した。今までのオッパイとは一体何だったのか…。そうか、これが私の本来のオッパイの姿なのだ!ドラクエの主人公が初めてロトの鎧を装備した時も、きっとこんな感覚だったに違いない。これぞ選ばれし勇者の姿。やっぱり鎖かたびらや鉄の鎧なんかじゃダメなんだよ。

デザインの方だが、最初はぶっちゃけ自分では絶対に選ばない色と柄だと思った。でも、付けてみるとコレが意外といい。なんだか新しい扉を開けた気分。この店員のねーちゃん何から何までマジで凄いわ。

続けてBを装着する。第一印象では、Bのブラの方がデザインが好みであった。しかし、装着時の感覚はAが圧倒的だった。Aは脇肉の収まり具合がハンパなかった。後ろ姿までなんかイイ感じだ。改めてAのブラが伝説の防具レベルの神アイテムであることを痛感する。

 

高い下着を買って良かったこと

Aのブラは7,992円、揃いのショーツが3,240円だった。つい数十分前までの私なら躊躇したであろう価格だ。しかし、私は知ってしまったのだ。真の勇者には、それ相応の武具が必要だということを。このロトの鎧は加齢、重力といった強敵から私をきっと守ってくれる。そう考えれば決して高い買い物ではない。私はおもむろに財布から2万円を取り出し、伝説の防具を手に入れて帰路についた。心から満ち足りた気分だった。

 

1.下着を洗濯機で回さなくなった→長持ちするようになった

さすがに高い下着を普通に洗濯機で回すのはためらわれた。それに下着自体に愛着を持てるようになったので、手洗いが苦ではなくなった。手間だと思うかもしれないが、入浴時に洗う習慣を身に着ければ、そうでもない。どうしても忙しい時は、洗濯機のドライコース。

結果、以前よりも下着が長持ちするようになり、長期的に見るとお買い得だということが判明した。今までは安物買いの銭失い、着心地はさして良くないのに、オッパイの形は崩れ放題と、何一つ良いことがない生活を送っていたのである。

 

2.フィット感のある洋服を着た時にも、自信が持てる

リブニットなど、体にフィットする洋服を着た時もシルエットが美しく見える。これは女性としての自信にもつながった。ポッコリお腹もバストである程度ごまかせるしね。

 

3.ムダな洋服を買う機会が減った

年齢を重ねるほど『トレンドの服を着る=おしゃれ』の公式は成り立たなくなり、コーデ全体のシルエットやバランスの良さが重要になってくる。昨シーズンはヘビロテしていた洋服が今年はしっくり来ない、というあの現象は、デザインの流行り廃りではなく体型の変化が原因だったりするのだ。下着を変え、見た目の貧相さが若干改善された私は、これを身をもって実感した。

それと共に、洋服を新調する際の基準も変わる。デザインが好き、トレンド感があるというだけでは服を選ばなくなったし、積極的に試着をするようになった。結果、買ったはいいが全然着てない、といったタンスの肥やし的買い物が格段に減った。

まとめ

以上が私のオッパイ見直し大作戦の全貌である。

もし、本文があなたのアンテナに少しでも引っかかったのなら…。これを機に、あなたもオッパイを見つめ直してみないか? 小さい、大きい、形が悪い、乳首の色が気に入らない…。色々あるだろうが、あなたのオッパイはこの世にたった1つ。かけがえのないMyオッパイと真摯に向き合い、現状を受け止め、未来のMyオッパイをより良いものとするために、思い立ったが吉日だ。あなたなりの方法で構わない。ただオッパイをないがしろにするような生き方だけはしてほしくない。はてな村の片隅で、そんなことを願いつつ、私は今日もオッパイと共に生きています。