ミンティア太郎のブログ

ミンティア中毒の女が書く雑記

【将棋】加藤一二三九段の引退

先日、将棋界のレジェンド、加藤一二三九段(77)が引退された。

近年では、数々のおちゃめな伝説や、愛くるしいキャラクターが話題となり、テレビにも引っ張りだこのひふみん。

たしかに、バラエティー番組などで見られるひふみんの可愛らしさったら尋常じゃない。お歌が大好き、うな重大好き、満面の歯抜けスマイルetc.(これらにも全て将棋にちなんだ理由があるのだが)とにかくキュンキュン不可避な言動だらけ。

私もそんなひふみんの虜となっている、ミーハーの1人です。

 

その一方で、約63年という想像もつかないほどの長い年月、将棋に情熱を燃やし続け、勝ちにこだわり、戦い続けた加藤九段のカッコよさ、凄まじさには圧倒される。

 

現役であるか、引退するかに関して言いますと

たしかに、重症の患者だと思うのね。

重症の患者だけれど、別に死んだわけじゃないんですよ。

仮に引退する状況になったとしても

順位戦以外に、例えば棋聖戦であったり王将戦であったり

NHK杯戦であったり、たくさんの対局があるんですね。

理論として、勝ち続けてタイトルを奪取している間は

引退ではないんです。

 

これは「ノーナレ」という番組での、加藤九段の言葉です。たしか今年の春頃に放送されたものだったと思う。

この姿勢。あくなき向上心。数々の華々しい戦績、記録を持っていても、将棋を続けている限り「これでいいか」ということはないのだろう。

その魂に、私は畏怖の念を禁じ得ない。

 

現役棋士として最後の対局となった6月20日、感想戦もインタビューにも応じず、無言で去ったことが話題になっていた。しかし、上記をはじめとした加藤九段の発言を知ると、あのような対応は当然のようにも感じるし、容易に想像もつく。むしろ口を真一文字に結び、悔しさをこらえたような表情はとても素敵だった。投了を告げたとき、どんな思いだったのだろうか。そんなことを考えると、とても感慨深かった。

そして翌日には、いつも通り、キュン死必至の歯抜けスマイルでテレビに出まくるひふみんがそこにいた。驚いた。ひふみんという人は、私のような凡人中の凡人には計り知れない、人智を超えた何かなのだろう。そうですねっ、えっと、あの一言でっ、簡潔に言いますとっ、天才肌な人って訳が分からない。ということですねっ。←ひふみん風に書いてみた

 

以前、何かのインタビューで、これからは、自分の将棋を本などに「残す」作業をしていきたい。将棋は人を感動させることができる。それを伝えていかなければならない。といった趣旨のことを話しておられた。

これからの加藤九段のご活躍も楽しみだ。

将棋界のゆるキャラとして、またレジェンドとして、我々を魅了し続けてくれるのであろうと確信しています。

 

ちなみに私は将棋クッソ下手です。名人並みの長考の結果、アホ丸出しの悪手を打つ正真正銘のウンコです。どうすれば強くなれるんでしょうかね。笑