【漫画】いくえみ綾の「3巻以内で終わる」おすすめ作品5選
ドラマ化が決定している、いくえみ綾の漫画「あなたのことはそれほど」の主要キャストが週刊文春に載っていたそうですね。
キャスト予想(というか希望)してたんですが、当然ながらかすりもしてませんでした
渡辺涼太役が東出昌大さんと聞いて、一瞬「えっらい高身長でシュッとした涼太やで!」と思いましたが、以前見た映画『ヒーローマニア 生活』での、冴えない主人公がすごくハマっていたのを思い出しました。今回も野暮ったい演技、期待してます。
さてそんな訳で、いくえみ綾マニアを自称する私の自己満足企画をまたやっていきたいと思いまする。以前、いくえみ綾さんの読み切りだけをピックアップして、おすすめ作品をリストアップしましたが、今回は、3巻以内で終わる作品だけに絞っておすすめしていきたいと思います。3巻以内ならすぐ読めるし、だまされたと思って1つどうですか。という願いを込めています。
エンゲージ(全2巻)
かなり初期の作品で絵柄がすごい昔っぽいですが、傑作です。
年上の幼馴染、正雄のことが好きな千絵。その千絵に片思いする正雄の弟。正雄の婚約者律子。それぞれがひたむきに相手を想うと同時に、黒くてずるい感情も持っている。そこもきちんと描写されているのがいいです。千絵と正雄のキスシーンと、ラストがドラマみたいでお気に入り。
ハニバニ!(全2巻)
ライトに読めるものをお探しの方に。私が、いくえみ綾にハマるきっかけとなった思い入れのある作品です。
いくえみ先生お得意のSF(すこしふしぎ)なお話ですが、明るくて切なくて笑えて泣ける、万人ウケする作品(のはず)です。読み終えた後、きっと心サマのことが好きになっているでしょう。
私がいてもいなくても(全3巻)
18歳フリーターの晶子が、高校時代の同級生、真希と偶然再会する。真希は売れっ子の少女漫画家になっていて、晶子は真希のアシスタントとして働くことに。母親から愛されず育ち、仕事も恋愛もそれなり。悶々とした日々を送る主人公と、自分の好きなことを仕事にして、成功を収める真希。対照的な2人の抱える悩みやコンプレックスが凄く丁寧に描かれています。
特に私は真希の方に共感しちゃいますね。別に飯食えるような才能なんて持ってないけどさ。フン。
カズン(全3巻)
女の子が恋をして、変わりたいと思って、行動を起こす。でも現実は上手くいかなくて挫折して、どん底まで落ちて。そこからまた少し浮上する。そんな話です。
この画像の次に出てくる茄子川さん(という男)のセリフが、本作品を集約しているのではないかと。月並みですが、いいセリフです。前を向きたいアナタに。
トーチソング・エコロジー(全3巻)
ここ最近のいくえみ作品の中ではダントツで好きです。最終回ではワンワン泣いた。BL的なものに抵抗がある方にも、ちょっと堪えて読んでみて頂きたい。
「与えられなかった命、届かなかった想い、伝えられなかった言葉」が「ゆうれい」の形になって現れるお話です(言葉にするのが難しい)。この上ないくらいハッピーエンドで終わるところも、おすすめしたい理由のひとつ。
まとめ
「エンゲージ」~「私がいてもいなくても」は、文庫か電子版を探した方がよさ気ですが、「カズン」と「トーチソング~」は普通に売ってます。
でも、一番のおすすめは「ハニバニ!」かな~。軽いノリで読めるし。ズシンときてもいいのよ、という方は「トーチソング~」をぜひ!
興味のある作品があれば、幸いです。